FC2ブログ

Entries

KDE (Kubuntu) で Compiz Fusion --- まとめ

前のエントリにあるとおり、Kubuntu で Compiz Fusion を試しているわけだが、いろいろ悪戦苦闘しているうちにようやくある程度安定して使えるようになってきた。
と同時に前のエントリの記述に勘違いや誤りがいくつかあることがわかったので、エントリを変えて改めて導入から起動までの必要な手順をまとめておくことにする。


まず導入の仕方について。
Ubuntu 7.10 ではデフォルトで Compiz Fusion がインストールされているが、設定ツールや補助ツールはGNOME用のものしか入っていないので、いくつか追加でパッケージをインストールする必要がある。

まず入れなければいけないのは、compizconfig-settings-manager という設定ツール。
実はこれはGNOME環境で使う場合も、細かい設定をする場合には必要になってくる。
(GNOME用には gnome-compiz-manager という名前の設定ツールがデフォルトでインストールされているが、ごく基本的な設定しかいじれない。またKDE環境では動作が不安定で使い物にならない。)
apt-get や synaptic などでインストールすれば、必要なライブラリも同時にインストールしてくれる。

これに加えて、ウインドウ装飾の好みに応じて、emerald もしくは compiz-kde のどちらかのパッケージをインストールする。
この emerald というのは、Compiz や Beryl 用に開発されたウインドウ装飾のエンジンで、タイトルバーを透明にしたり変な形にしたりといろいろ派手なことができる。
その辺の見た目の設定は emerald をインストールすると一緒に入ってくる、emerald 用の設定ツールを使っていじくる。
一方 compiz-kde というのは、Kwin (KDEのデフォルトウインドウマネージャ) の見た目のままでいろいろなウインドウ効果やアニメーションを有効にするためのプログラム。
これを使う場合、ウインドウの見た目は Kcontrol から設定する。
ただ、KDE の設定のいくつかは、emerald を使う場合でもウインドウの見た目に効果を及ぼすので、compiz-kde を使わない場合は、Kcontrol から設定できる、ウインドウの見た目に関する項目はすべてオフにしておくのが望ましい。

どちらを使うかは個人の好みによるわけだが、現在自分のマシンでは、compiz-kde を使うとなぜかすべてのメニューが白く太く縁取られてしまいかっこ悪いので、emerald を使っている。
また、emerald と compiz-kde が両方インストールされている場合、emerald が優先的に使用され、compiz-kde は使用されない。
(設定ツールで変更することもできない。)
よって、compiz-kde を使いたい場合は emerald をインストールしてはいけない。

インストールには、上記の設定ツールと同様、apt-get や synaptic などを使えば、必要なライブラリも一緒にインストールしてくれる。


必要なパッケージがインストールできたら Compiz Fusion を起動する・・・のが普通だが、実は起動する前に適当に設定をしておかないとハマる。
ということでまず compizconfig-settings-manager で必要な設定を済ませる。
Kメニューから起動するか、コマンドラインから

$ ccsm

というコマンドで起動する。

起動するとたくさんのチェックボックスが現れるが、デフォルトではすべてオフになっているはず。
まずオンにしなければいけないのは "Window Decoration" という項目。(日本語では「ウインドウ装飾」か?)
これがオンになっていないと、ウインドウの枠が全く表示されないので、デスクトップが使い物にならない。
その他、 "Move Window"(ウインドウの移動) や "Resize Window"(ウインドウのリサイズ) などの基本的な操作についても、チェックボックスをクリックしてオンにしておく。

とりあえずこれらだけオンにしておけば、あとは Compiz Fusion の起動後にも設定できる(というか3D効果やアニメーション効果などは実際に動かしながらじゃないと何を設定してるのかよくわからない)ので、ここまで設定したらコマンドラインから

$ compiz &

として Compiz 本体を起動する。
(このプログラムはただのシェルスクリプトで、実際の Compiz 本体は compiz.real というプログラムである。compiz シェルスクリプトは compiz.real を起動するためのラッパーとなっており、適切なオプションを付けて compiz.real を起動するほか、emerald や compiz-kde などのウインドウ装飾プログラムもいっしょに起動してくれる。)

何度か画面が真っ黒になったりしたあと、emerald か Kwin の装飾でウインドウが表示される。
うまく起動できたかどうか確かめるには、例えば設定ツールで "Wobbly Windows" をオンにしてからウインドウを動かしてみて、ぶよぶよになってたら成功。

KDE (Kubuntu) で Compiz Fusion

--- 以下の記述にはいくつか勘違いや誤りが含まれています。より正確な情報については新しいエントリ(KDE (Kubuntu) で Compiz Fusion --- まとめ)を参照してください。 ---


アップデータがうるさいので遅まきながら Ubuntu を 7.1 にアップグレードした。
これまで Kubuntu で beryl を使っていたのだが、Ubuntu 7.1 からは Compiz Fusion がデフォルトで入っているようなので、そちらに乗り換えることにした。

が、KDEではそもそもどうやって Compiz Fusion をスタートさせたらいいのかすらわからない。
ネット上の情報はほとんどが GNOME 上での設定の仕方しか扱っていなくて、KDEでは使えないとかまともに動かないとかネガティブな情報ばかり目立つ。
が、しつこく検索してようやく動かし方をみつけた(こちら)。

compiz-kde と compizconfig-settings-manager をインストールする必要があった。
これらは Kubuntu をアップグレードしただけではインストールされないので、apt-get か synaptic などを使って自分で入れないといけない。
あとはKメニューからこの compizconfig-setting-manager を起動して、好きなように動作を設定すればよい。

(12/10 補足)
どうも"kubuntu compiz"で検索するとここが日本語ページでトップになるらしい(12/10現在)。
もう少し詳しく書いておいたほうが世のためと思われるし、またインストール後いろいろ試して判ったこともいくつかあるので書き留めておく。

まず、 compiz-kde をインストールしただけでは compiz は起動されない。(当然か)
自分の場合はKDE環境で起動する前にGNOME環境でいろいろテストしていたのでそちらの設定が残っていたらしく、わざわざ起動する必要がなかったのだが、一般には、compiz-kde をインストールした後、コマンドラインから

$ compiz &

で compiz を起動してやる必要がある。

だがおそらくこの状態だと、ウインドウの装飾がGNOME風になっているか、もしくはウインドウ装飾が全く無くて使い物にならない状態になっていると思うので、emerald という Compiz Fusion 用のウインドウ装飾のパッケージを apt-get か synaptic などでインストールしてから compiz を起動しなおす。

後々、設定をいろいろいじっているうちにウインドウ装飾がなくなってしまうということが稀に起こるが、これは何らかの原因で emerald が落ちてしまったため。
この場合はコマンドラインから

$ emerald &

として emerald を立ち上げなおしてやれば元に戻る。

これら compiz や emerald は一度立ち上げれば、ログアウトした後ログインしなおしても自動的に起動される(はず・・・KDEのセッションマネージャがやってくれてるのか)が、稀にうまく起動されないことがある。
そういう場合は症状に応じて、emarald または compiz をコマンドラインから立ち上げる。
(具体的には、ウインドウマネージャがKDEのものに戻ってしまっている場合は compiz を、ウインドウ装飾がなくなっている場合は emarald を立ち上げなおす。
後者の場合でウインドウ装飾が emerald になっていても3Dデスクトップの機能が働いていない場合は、さらに compiz を立ち上げる。)